「ばけばけばけばけばけたくん」シリーズ、今回はなんと誕生日!さすが誕生日なだけあって、今回は食べ物も飲み物も豪華、変身するばけたくんもいつもよりド派手な変身です。また、今回はばけたくんの家族や友だちも出てきます。誕生日の読み聞かせすると、とっても楽しそうです。
「ジャンル別読み聞かせ絵本リスト」カテゴリーアーカイブ
ウサギとカメ
イソップの寓話「ウサギとカメ」の絵本。この絵本ではあまりウサギは悪者として描かれておらず、最後には仲良く握手をしています。勝ったカメもいばりちらしません。また、眠ってしまっているうさぎの気持ちよさそうなこと…とてもやさしい「ウサギとカメ」のお話に仕上がっています。
はじまりの日
ボブ・ディランの「forever young」という曲を絵本にしたもの。
「forever young」はボブ・ディランが自身の子どものために作った曲です。
とてもシンプルな言葉で、生きることについて
子どもへの優しさあふれるメッセージを送っています。
アーサー・ビナードさんの訳がまた良いですね。
卒業式や3学期最後の読み聞かせぴったり。
ただ、すごく短いので他の本とセットで読むのが良いように思います。
いるの いないの
おばあちゃんの家は古い。家の中なのに、とても暗い暗がりがある。そんな暗がりから何かが見ているような気がする。いるのかな…いないのかな…
お化けはそもそもいるのか?そしてお化けというものが存在するのはどうしてなのか?心理的な要素も交えつつ、ラストにおっそろしいものが…本当にラストは怖いので、この学年に読んで良いのか?よくよく考えて読む必要がありそうです。ふふふ…
ゆめちゃんのハロウィーン
ゆめちゃんはニューヨークに暮らしています。もうすぐハロウィーン、去年は引っ越したばかりで何もできなかったけど、今年はハロウィーンをちゃんとしたい!お母さんと一緒に飾りや衣装を作ったり、お父さんはジャックオーランタンを作ったり…さぁ、いよいよハロウィーンの夜、街にくりだしてみると…
アメリカのハロウィンが一体どんな風に行われているのかがよくわかる絵本です。隣近所のコミュニティで一体化してハロウィンを楽しんでいること、家族で飾り付けをしたりまるでクリスマスのような楽しさがあって、日本でもすれば良いのになぁ、と思うくらいとても楽しそう。ハロウィンに仮装をして読むと大盛り上がりしそうです!
おんなのしろいあし
ともだちはみんなお化けを怖がる。けど僕は全然怖くない。学校の使ってない倉庫でお化けを見たけれど、全然怖くなくて、もっと怖くなれよって言ってやった。そしたら帰り道…
前半は怖いというよりむしろ笑えてしまうのですが、それが一転して中盤からがらっと怖くなっていきます。ただし、途中も絵がどうにもポイントがズレてしまっていて、読み手が相当怖い雰囲気を出して盛り上げていかないと、子どもたちに怖さが伝わりません。そういった「絵本の世界を雰囲気を読み手が演技で作り出す」のを良しとするのかどうか、個々の判断が必要です。ラストも絵をよく見ればさらに怖さが増すのですが、それを聴き手の子どもたちが一瞬で判断できるかどうかが難しいところです。けど読み手と聴き手で場の雰囲気を一緒に作れると、本当に怖いです…
モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本
本が好きで、自分でも本を書くモリス・レスモア。ある日、風がごうごう吹き荒れて何もかもが吹き飛んでしまい、さまよい歩いていた時に、モリスはたくさんの本たちとともに空を飛んで行く女の人と出会った。モリスも本につかまって飛ぼうとしたが、モリスの本は飛ばない。しかし、女性が持っていた青い本がモリスの方に飛んできて、ついておいでも合図した。ついて行った先には…
「本を読む」ということの意味を、ファンタジックな物語の裏側に色々と示唆している絵本。本を愛し、本の世界を楽しんだ先には、こんなことが待っているんだよ、ということを教えてくれます。オリエンテーションや6年生最後の読み聞かせで読みたい絵本。
よにもふしぎな本をたべるおとこのこのはなし
ヘンリーは本がだいすき。けど普通の人が本を好きというのとはちょっとちがう…。ヘンリーは、ほんを「たべる」のが好き。しかも、食べた本の内容はとんどん頭に入る。ヘンリーは世界一頭の良い人になるためにどんどん本を食べるが…
絵がちょっと小さいのが難点ですが、ストーリーはとんでもなく面白い、読書にまつわる話。ラストがちょっと大人の考え方っぽいですが、最後のページのオチも面白いし、読書週間などに読むと良さそうな本です。
おいしいぼうし
おじいさんとおばあさんの家の前の木に引っかかっていた、茶色くて平べったくて丸いもの。なんだろう?においをかいでみると、良いにおい。なめてみると…甘い!食べてみると…!美味しい!あんまり美味しいのでおじいさんとおばあさんはそのへんなものをほとんど食べてしまいました。その夜、部屋をノックする音が…
まさか「アレ」だったとはとびっくりさせられる絵本。果たしておじいさんとおばあさんが食べたものはなんだったのか…途中まで読んで一度ページを閉じ、「さて、これはいったいなんでしょう?」と聞いてみるのも面白いです。その際「口に出して答えは言わず頭のなかで考えること」に注意するように言って、最初からページを振り返りながら子どもたちに考えるように言うと、子どもたちはヒントをもとにうんうん唸りながら考えます。たまにはこういった読み聞かせも良いかも?
ミミとおとうさんのハッピー・バースデー
今日はお父さんの誕生日。けれど、おかあさんはお出かけ。だからわたしがケーキをつくることになりました。「いるものがあったらなんでもいいなさい」ってお父さんがいうから、ちいさなざる、こざるを取ってきってって言ったら…
お父さんがひたすらダジャレでボケていく絵本。展開がわかりやすいので、幼稚園か小学校低学年向きかな?お父さんが勘違いして飛び出し探し物をするシーンは、どれも豪快な絵で子どもたちに受けそうです。