おんなのしろいあし

ともだちはみんなお化けを怖がる。けど僕は全然怖くない。学校の使ってない倉庫でお化けを見たけれど、全然怖くなくて、もっと怖くなれよって言ってやった。そしたら帰り道…

前半は怖いというよりむしろ笑えてしまうのですが、それが一転して中盤からがらっと怖くなっていきます。ただし、途中も絵がどうにもポイントがズレてしまっていて、読み手が相当怖い雰囲気を出して盛り上げていかないと、子どもたちに怖さが伝わりません。そういった「絵本の世界を雰囲気を読み手が演技で作り出す」のを良しとするのかどうか、個々の判断が必要です。ラストも絵をよく見ればさらに怖さが増すのですが、それを聴き手の子どもたちが一瞬で判断できるかどうかが難しいところです。けど読み手と聴き手で場の雰囲気を一緒に作れると、本当に怖いです…


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