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このプロジェクトは既に終了しています
皆様のご支援のおかげで、
1117万円という図書館界では異例の
寄付額を達成することができました。
ありがとうございました!
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みなさん、指宿市立図書館をご存知でしょうか?
鹿児島県の左側の半島、薩摩半島の最南端に位置する指宿市の図書館。
・貴重な甘藷資料の収集と研究者のための目録等の整理
・足湯や学校図書館や保健センターなど様々な場所で読み聞かせや図書館サービスの情報発信、図書館の利用方法をレクチャーするなどの地域に密着したサービス
・図書館にカフェスペースを導入したり大学の無い指宿市でも学ぶ機会を提供するためオンライン学習システムを試験的に導入する
などなど、まさに
「地域に根ざした、地域の人々のための、地域の課題を解決する図書館サービス」
を徹底的に行っている図書館です。
2014年に指宿市立図書館が開催している「司書学びの会」というものに私も参加させていただいたのですが(この取り組みも鹿児島の司書の皆さんにとって大いに素晴らしい取り組み)、その時に私ひとりのために指宿市立図書館の取り組みをご講演してくださいました。
その指宿市立図書館が、現在クラウドファンディングという方法で、オンライン上で寄付を募っています。
[browser-shot url=”https://readyfor.jp/projects/ibusuki-bookcafe” width=”500″] #そらまめの会指宿市の面積は約149平方km。私が住んでいる大阪府のほとんどの市町村よりも面積が広い自治体です。一方、指宿市立図書館は本館と山川図書館の2館しかありません。移動図書館は以前は走っていたものの現在は廃止されており、小さな軽自動車で市内の学校などを巡り本を配達している状況です。
そんな指宿市立図書館が、指宿市内の
「図書館を利用できない市民の方々=遠くて通えない、子どもなので通えない、移動手段が無くて通えない、その他様々な理由で通えない、未だ図書館を利用できていない人たち」
のために、移動図書館を購入するための寄付を募っています。しかも、ただ単に本を積めるだけの移動図書館ではなく、移動図書館にカフェの機能もプラスすることにより、移動図書館を通じて指宿市民同士が交流でき、人と人との繋がりを作り出し、人口流出や少子高齢化などの指宿市が抱える課題を解決できるようにする、という素晴らしいプロジェクトです。
実は、「ほんとも!」が忙しさにかまけてこのプロジェクトの拡散に出遅れた間に(本当にすみません)、目標金額である七百五十万円は、
達 成 で き て し ま い ま し た … !
図書館がクラウドファンディングでこの多額の寄付を集める、というのは図書館業界では驚異的なことではないでしょうか。これは、指宿市立図書館の活動が多くの方に支持され、そして「この活動を多くの方に知ってもらい支援して欲しい」と私のように遅れることなく、たくさんの人がこのクラウドファンディングを指宿市立図書館、ひいては指宿市民のために拡散してくださったのが大きいのだと思います。支援してくださった皆様、並びにこの活動を拡散してくださった皆様、本当にありがとうございます。
しかし、実はまだ寄付は引き続き募集しています。
というのも、移動図書館はその自動車を購入してカフェ機能を付けて移動図書館が完成すれば終わり、ではありません。
移動図書館にはまず、移動図書館に積む本が必要です。もちろん現在本館と山川図書館にある本を積むでしょうが、既に図書館にある資料をそんなに多くは移動図書館に使いまわせません。移動図書館に積むための資料費が必要となってきます。
また、移動図書館を維持するためには、燃料費や整備費や、保険や車検などの各種維持費も必要です。
また、移動図書館を運営するためには新たに人手が必要です。指宿市立図書館は特定非営利活動法人「そらまめの会」が指定管理者として運営しています。限られた予算の中で人件費を捻出して既存の本館と山川図書館を運営しています。そこに新たに移動図書館の運営をするとなると、今いる人手をやり繰りすればどうしても既存の図書館の人手が手薄になってしまいます。理想は移動図書館も負担なく運営できるよう、新たな人材を確保することです。
このように、移動図書館の導入には、導入費以外にも経費がかかります。そのために、まだまだクラウドファンディングの達成額以上の支援を指宿市立図書館は必要としています。
どうかみなさん、リンク先をクリックして、よろしければご支援いただけないでしょうか?寄付はとんでもない額じゃないとできない、というわけではありません。(安いかど言うかは人によりけりでしょうが)5千円から寄付することができます。
リンク先にはここよりももっと詳しく、指宿市立図書館の方々の活動内容やサービスの熱意、このプロジェクトへの思いが書かれています。まずは、リンクをクリックしてそれを読んでいただくだけでも構いません。そこからぜひ寄付をご検討いただければと思います。以上、長々と失礼いたしました。
[browser-shot url=”https://readyfor.jp/projects/ibusuki-bookcafe” width=”500″]