ふしぎなやどや

趙という若者が、旅の途中板橋という町で三娘子というおかみの宿に泊まることにしました。他の客はお酒に酔って寝てしまいましたが、趙は酒を飲まず、夜はなぜかなかなか寝付けませんでした。その夜、壁の向こうでするかすかな音が気になり覗いてみると…

中国唐代の伝奇、薛漁思 作「板橋三娘子」(「太平広記」所収)の再話。お話自体がとても不思議で、井上洋介さんの絵がその不思議さをより伝えています。


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