(ほ)本・読書」カテゴリーアーカイブ

この本をかくして

ピーターの街の図書館は、爆弾が落とされ、図書館も、すべての本もこっぱみじんになってしまいました。
しかしただ1冊だけ、ピーターのお父さんが図書館から借りていた本だけは残りました。
お父さんは、ピーターにその本を宝物として、ピーターに預けます。
ピーターはお父さんや村の人たちと一緒に街から追い出されてしまい、
安全な場所を目指しますが…

本というものの役割、大切さ、そして本を受け継ぐことの大切さ。本を守るということ。
本はたやすく人の手で破壊されてしまう。
それでも、本を守ろうとする人がいて、そういった人たちがいたからこそ今の本がある。
そんな風に思わせてくれる絵本です。


モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本

本が好きで、自分でも本を書くモリス・レスモア。ある日、風がごうごう吹き荒れて何もかもが吹き飛んでしまい、さまよい歩いていた時に、モリスはたくさんの本たちとともに空を飛んで行く女の人と出会った。モリスも本につかまって飛ぼうとしたが、モリスの本は飛ばない。しかし、女性が持っていた青い本がモリスの方に飛んできて、ついておいでも合図した。ついて行った先には…

「本を読む」ということの意味を、ファンタジックな物語の裏側に色々と示唆している絵本。本を愛し、本の世界を楽しんだ先には、こんなことが待っているんだよ、ということを教えてくれます。オリエンテーションや6年生最後の読み聞かせで読みたい絵本。


よにもふしぎな本をたべるおとこのこのはなし

ヘンリーは本がだいすき。けど普通の人が本を好きというのとはちょっとちがう…。ヘンリーは、ほんを「たべる」のが好き。しかも、食べた本の内容はとんどん頭に入る。ヘンリーは世界一頭の良い人になるためにどんどん本を食べるが…

絵がちょっと小さいのが難点ですが、ストーリーはとんでもなく面白い、読書にまつわる話。ラストがちょっと大人の考え方っぽいですが、最後のページのオチも面白いし、読書週間などに読むと良さそうな本です。