わたしたちは庭に種をまきいろいろな植物を育てます。
けど、種をまいているのはこの庭だけではありません。
もっともっと広い場所に種をまいています。
という冒頭から「?」とクエッションマークが浮かびますが、読みすすめていく内に、種というものはこんなにも様々な方法で広がっていくのか、と驚かされます。
文章が完結で冗長じゃなく、また絵も大きいので、科学絵本ながらとても読み聞かせしやすそうです。
4月の栽培の時期に、あるいは種が多く落ちる秋に読み聞かせしたい絵本。
わたしたちは庭に種をまきいろいろな植物を育てます。
けど、種をまいているのはこの庭だけではありません。
もっともっと広い場所に種をまいています。
という冒頭から「?」とクエッションマークが浮かびますが、読みすすめていく内に、種というものはこんなにも様々な方法で広がっていくのか、と驚かされます。
文章が完結で冗長じゃなく、また絵も大きいので、科学絵本ながらとても読み聞かせしやすそうです。
4月の栽培の時期に、あるいは種が多く落ちる秋に読み聞かせしたい絵本。
僕がまだ赤ちゃんに近い頃、おじいちゃんがまだ元気だった頃、僕とおじいちゃんはよく散歩に行きました。おじいちゃんと散歩に行くたびに、僕の世界はどんどん広がっていき、おじいちゃんは僕の心配ごとも「だいじょうぶだいじょうぶ」と言って和らげてくれました。
おじいちゃんという存在の大きさ、優しさを絵本にしたかのよう。散歩をする様子が描かれていますが、この散歩は広い世界へ踏み出すという意味に感じられます。広い世界での新たな出会いと不安、それをおじいちゃんと一緒に見つめることで成長する子ども。そして、その子が成長して…。高学年向けに敬老の日に読みたい絵本です。
まあるくなったり細くなったりするおつきさま。実はそのおつきさまにはみはりばんがいて、おつきさまが丸くなるために体重やウエスト(?)をはかったり、丸くなるためにたっぷりごはんを食べさせたり…その様子がなかなか面白い絵本です。絵本サイズが少し小さめです。
おばあさんが夜空を見上げると、月が細い!おつきさまはまあるくなくっちゃ!おばあさんはおつきさまのために料理を作り初めます。おつきさまはそれをいただいてだんだんまあるくなり…
美味しそうな料理でどんどん丸くなるおつきさま、そして最後は…だいたいオチが想像つきますね(笑)
お父さんもお母さんも出張で、初めておじいちゃんの家に1人でお泊まりすることになったぼく。でもぼくはおじいちゃんのことをよく知らない。そこで、おじいちゃんは僕をお風呂に連れていき、そうしておじいちゃんの冒険話をしてくれた…
お風呂屋さんで話しているおじいちゃんの冒険?譚の世界へと、絵が移り変わって行きます。お風呂でサメが追いかけてきて、そこからどこかの小さな島に辿り着き…。場面場面は現実の世界とおじいちゃんのお話の世界とが重なりあっていて、「おはなしを聞いている」という現実に在りつつも子どもがおじいちゃんの話に入りこんでいるのが伝わってきます。この絵がともかく面白く、おじいちゃんの冒険譚がより楽しく伝わってきます。こんなおじいちゃんがいると良いなぁ。絵が小さいので少人数 or おひざにだっこの読み聞かせ向き。
おじいちゃんはひとりで暮らしている。僕たちの家族はおじいちゃんが心配で、「一緒に暮らそう」と言っても、おじいちゃんはそうしない。どうしてだろうとおじいちゃんに聞いても、はっきりと答えてくれない。ある日、僕はおじいちゃんとお風呂屋さんに行った。そしたら…
この絵本に出てくるおじいちゃんの境遇は、今の子どもたちには実感し難いかもしれません。こういう地域はもちろんまだ残っているかもしれませんが、読み聞かせをしてもわかりにくいかも。しかし、こういう絵本を読んで解説をしてあげると、逆に町の暮らしの本来の姿を知る良い機会になるかもしれません。また、高齢者の方に読み聞かせをするのにも良いように思います。
おばあさんは98歳、おばあさんだから、
釣りに行ったりしません。
おばあさんらしく暮らしています。
ある日、おばあさんは99歳の誕生日を迎えました。
けど、誕生日ケーキのろうそくを猫に頼んだら、
5本しか用意できなくて、
おばあさんは5歳になりました(ここがすごい)。
すると、5歳になったおばあさんは…
年をとったら年寄りらしくせよという格言がありますが、
こういう歳をとったって元気で、
何事にも好奇心を持つのも良いじゃないか!と
心から思わせてくれる絵本です。
サブタイトルに「としをとるおはなし」と書いてあります。「歳を取るってのはねぇ…」となんだか真面目そうにおじいちゃん・おばあちゃんが人生を語るありがたいお話…と思ってたら、度肝を抜かれます。なんという波乱万丈でワイルドな人生!きっと子どもたちはこのお話を聞いたらびっくりすることでしょう。けど、そこには人生の楽しさがたくさん詰まっています。歳を取るって、楽しそう!と思える絵本。
お父さんもお母さんも出張で、初めておじいちゃんの家に1人でお泊まりすることになったぼく。でもぼくはおじいちゃんのことをよく知らない。そこで、おじいちゃんは僕をお風呂に連れていき、そうしておじいちゃんの冒険話をしてくれた…
お風呂屋さんで話しているおじいちゃんの冒険?譚の世界へと、絵が移り変わって行きます。お風呂でサメが追いかけてきて、そこからどこかの小さな島に辿り着き…。場面場面は現実の世界とおじいちゃんのお話の世界とが重なりあっていて、「おはなしを聞いている」という現実に在りつつも子どもがおじいちゃんの話に入りこんでいるのが伝わってきます。この絵がともかく面白く、おじいちゃんの冒険譚がより楽しく伝わってきます。こんなおじいちゃんがいると良いなぁ。