もうすぐ神無月。オオクニヌシノミコトは日本中に響き渡る声で、神様集合の合図を出した!稲の神、かまどの神、七福神、天神さん…日本中の神様が出雲の国に大集結!
八百万の神々が集まり、縁結びの話し合いをする10月の神無月。子どもたちが知らなさそうな神様も出てきます。絵にも集合するスピード感と迫力があります。もうちょっと大きいサイズの絵本だとより迫力があったような?10月第1週に読むのにぴったりな絵本!
もうすぐ神無月。オオクニヌシノミコトは日本中に響き渡る声で、神様集合の合図を出した!稲の神、かまどの神、七福神、天神さん…日本中の神様が出雲の国に大集結!
八百万の神々が集まり、縁結びの話し合いをする10月の神無月。子どもたちが知らなさそうな神様も出てきます。絵にも集合するスピード感と迫力があります。もうちょっと大きいサイズの絵本だとより迫力があったような?10月第1週に読むのにぴったりな絵本!
サブタイトルに「としをとるおはなし」と書いてあります。「歳を取るってのはねぇ…」となんだか真面目そうにおじいちゃん・おばあちゃんが人生を語るありがたいお話…と思ってたら、度肝を抜かれます。なんという波乱万丈でワイルドな人生!きっと子どもたちはこのお話を聞いたらびっくりすることでしょう。けど、そこには人生の楽しさがたくさん詰まっています。歳を取るって、楽しそう!と思える絵本。
この本は、子どもたちにはもちろん、ご高齢の方に読み聞かせをする、あるいはご自分で読むのも良いように思います。家を持たず、犬を連れて放浪するおじいさん。その放浪の理由、家を失った理由がわかった時、おじいさんにとって、と言うより、人にとって家とはどんな存在なのかが伝わってきます。ただ、家を失ってしまった人、取り戻せない人にとっては、辛い物語かもしれません。
お父さんもお母さんも出張で、初めておじいちゃんの家に1人でお泊まりすることになったぼく。でもぼくはおじいちゃんのことをよく知らない。そこで、おじいちゃんは僕をお風呂に連れていき、そうしておじいちゃんの冒険話をしてくれた…
お風呂屋さんで話しているおじいちゃんの冒険?譚の世界へと、絵が移り変わって行きます。お風呂でサメが追いかけてきて、そこからどこかの小さな島に辿り着き…。場面場面は現実の世界とおじいちゃんのお話の世界とが重なりあっていて、「おはなしを聞いている」という現実に在りつつも子どもがおじいちゃんの話に入りこんでいるのが伝わってきます。この絵がともかく面白く、おじいちゃんの冒険譚がより楽しく伝わってきます。こんなおじいちゃんがいると良いなぁ。
冬の国からきたペンギンたちは、しちめんちょうに雪景色をプレゼントしようと大量の雪を運んでいます。しかし、崖から落っことしてしまい、しかたなく板に積み上げて運びますが、運んでいる内に…
文章が少なく、絵でストーリーを見せている絵本。その絵が大きくて見やすく、そして起こっていることがわかりやすい構図なので、見ていると「あぁぁぁ(笑)」と思わず微笑んでしまいます。「いったいどうなっていくんだろう」という期待感が絵を見ている内に膨らんでいって、そして衝撃のラスト!クリスマスにウケること間違いなしな絵本です。
荒物問屋で奉公しているお春は道具屋さんで母親そっくりのお面を見つけます。道具屋さんのご主人さんの好意でそのお面を譲ってもらったお春は、寂しくなった時にタンスにしまったそのお面を眺めます。その様子を観ていた荒物問屋の若だんな、ちょっとしたいたずらを思いついて…
親思いのお春にちょっとお間抜けな若だんなの対比と、落ちに持っていく上手さが落語らしい1冊。ただ、読み聞かせするにはちょっと長いかな…?落語の単元の時に読むのも良いし、年末に読むのも良い落ちです。ただ、この落ちにも今の子には説明が必要?
約200年ものあいだ、おばあさんの元で家族や街の人たちを見守ってきたけやき。しかし、とうとうこのけやきを切らなければならないことになりました。おばあさんは、何とかこのけやきの生命を次につないで行くことができないかと考え、とある看板をけやきにかけました…
大樹の行く末を描くことで、人と人との繋がりが感じられる絵本。この大樹は切られる前も、切られた後も、人々の間で、人々を繋げながら生き続けているのだなぁ。この大樹に限らず、人もまた、生きていくことでこの大樹のような役割を果たしているのではないか、と思います。
この絵本は、自分の過去を思い出させてくれる絵本。「大きくなった後」には、自分がどんなに小さかったかわからないもの。小さかったころを思い出すことで、自分が大きくなったことに気付かされます。卒業前の子どもたちに読んで、君たちはこんなに大きくなったんだよ、成長おめでとう!というメッセージを込めて読んであげたい絵本です。
ピンク色の子象のベノは、水玉模様の子象のフレディととても仲良しでした。ふたりは顔を見るだけでお互い何を考えているかわかるくらいの仲でした。けれどある日、ふたりはどうしても離れ離れになってしまうことになりましたフレディと別れたあと、ベノは誰と遊んでも、何をしていても楽しくありません。ベノはどうしたら良いかわからなくなり、物知りのふくろう、ホレイカに相談に行くことにしました。ホレイカがくればアドバイスは…
自分も中学校時代、土日になると(土日じゃなくても)毎日のように遊ぶ仲の良い友人が転校してしまった時に、こんな気持を味わいました。あの時この本を読んでいたらなぁ。別れというものは来なければそれにこしたことはないことですが、人生に別れはつきもの。別れの悲しみを癒す方法を教えてくれる絵本です。
スプーン、ひなぎく、雨、草、雪…それらは私たちの目に映え、私たちの想像力をふくらませてくれる。けれど、それらにとって、本当に大切なことは?これを読み聞かせしても、子どもたちにはひょっとしたら難しいかもしれません。けど、子どもの時に読んであげて、いつかまた大人になった時にこの本に出会って、その意味を考えて欲しいなぁと思う絵本です。