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カボチャばたけのはたねずみ

・カボチャばたけのはたねずみ

(木村晃彦 さく、福音館書店、2011年8月、19cm×27cm、31p、こどものとも 305号)

おじいさんのカボチャばたけに、はたねずみの家族がやってきました。はたねずみの家族たちは良いカボチャを選んで食べることにしました。毎日ちょっとずつカボチャの中身を食べていき、中が空いたカボチャは、はたねずみの家に…

はたねずみの家族たちが協力してカボチャをくり抜いていき、カボチャを食べ、家を作っていく様子がとても温かい。美味しそうなカボチャ料理がたくさんでてきて、家もとんどん立派になっていくのもわくわくします。しかし読んでいく内にだんだん心配事も湧いてくるのですが、最後はハッピーに終わります。


きょうはハロウィン

・きょうはハロウィン

(平山暉彦 作、福音館書店、2013年10月、19cm×27cm、31p、こどものとも 691号)

新しい町に引っ越してきたケンちゃん。まだ引っ越してきたばかりで、隣の家の男の子とも遊んだことがありません。ある日、買い物から帰ってくると隣の家の玄関にへんなかおのカボチャが。お母さんが、「今日はハロウィンだからね」と教えてくれました。そこでケンちゃんとお母さんはハロウィンのカボチャ提灯作ることに。そうして、「トリック・オア・トリート!」といえに来た近所の子どもたちと一緒に、ケンちゃんもオバケの格好をして回ることに…

おそらく外国に引っ越してきた家族という設定の物語。一人寂しくしている主人公がハロウィンを通じて仲良くなりつつ、ハロウィンというお祭りのこともよくわかるようになっています。ハロウィンを知らない子どもたちにとてもわかりやすい絵本。


パンプキン

秋、畑はパンプキンでいっぱい。好きなパンプキンを選んで買って帰ろう。ハロウィンといえばパンプキン!ランタンを作って町を練り歩こう!

ハロウィンのかぼちゃの種植えか、収穫、そしてジャックオランタン作り、そしてハロウィンが終わってからの畑の様子までの絵本。ストーリー仕立てではなく、写真と説明文で話が進みます。写真がともかく綺麗で大きく、読み聞かせにぴったり。日本ではあまり馴染みのないハロウィンのランタン作りもよくわかります。


かぼちゃものがたり

ある村に、とても貧しい男の人がいました。ある日、食べ物を探しに山に入ると、道端にかぼちゃのたねが。男の人はその種を植えて育て、できた小さなかぼちゃでスープを作りました。取れた種でまたかぼちゃを作り、また種を植えて、と繰り返していくうちにかぼちゃはだんだん大きくなっていき…

かぼちゃからここまで話が膨らむとは!という想像力豊かな本。絵もストーリーの楽しさがよく伝わってきます。しかし大人の視点で深く読み取ると経済学的な面も考えてしまったり…高学年や中高の授業でも、産業のところで使えそう?


ぴーかーぶー!

おばけだけが住む村、ぴーかーぶー村。おばけは人を怖がらせるのが大好きなので、もう、500年も村を訪れる人はいません。そこに男の子がやってきて、なんと住み付き始めます。当然おばけたちは男の子をおどかそうとしますが…

おはわけたちの絵はそれほど怖すぎず、しかし大きく描かれていて迫力があります!そしてストーリーも上手い!おばけを全然怖がらない男の子に「すげ~!」と子どもたちは驚きますが、そのオチは…読んでのお楽しみ♪


しゃっくりがいこつ

しゃっくりが止まらなくなってしまったガイコツくん。って、ガイコツってどうやってしゃっくりするんでしょうね(笑)しかし現実にしゃっくりが出て困ってるガイコツくん。なんとかしゃっくりを止めようと、鼻をつまんで水を飲んだり、息をとめてみたり。え?ガイコツだからできないんじゃないかって?そうですね、できません。できないのにやっちゃうから、ガイコツくん、とても面白いことになってます(笑)そのアイデアと、それを再現した絵の面白さが秀逸な絵本。サイズも大きいので、読み聞かせでは大盛り上がりする絵本です!