みなさん、「まちライブラリー」という言葉をご存知でしょうか?
まちライブラリーとは、まちのカフェやギャラリー、オフィスや住宅、お寺や病院などの一角に共通の本棚を置き、そこにメッセージ付の「本」を持ち寄り、交換しながら「人」の縁をつむいでいく活動です。
2011年春からスタートし、現在、東京、大阪、埼玉、名古屋、兵庫、奈良など70カ所近くで展開しています。
この活動の提唱者礒井純充は、かつて森ビルの教育・文化活動(アーク都市塾、アカデミーヒルズ)に携わり、六本木アカデミーヒルズで日本初の有料会員制ライブラリーを立ち上げましたが、より身近で、顔の見える関係を大切にした個人の力でできる「まちライブラリー」活動を呼びかけています。
(まちライブラリー@大阪府立大学「まちライブラリーとは」より引用)
個人的には地域、地元に密着した、小さなコミュニティで
共有するライブラリーという印象を抱いています。
そのライブラリーを介して人と人との繋がり、人と本を繋げるのが
まちライブラリーのひとつの役割のように思います。
そんなまちライブラリーが地元にできるということで行ってみました。
名前は「グラスまちライブラリー」。
所蔵している本、場所はこちら
https://librize.com/grassmachilibrary
Twitterアカウント
@gmachilibrary
Facebookページはこちら
https://www.facebook.com/pages/Grass-Machi-Library/357246891105778
実はあまり下調べをせず「公園でやっている」という情報だけを
元に訪れたのですが、それらしきものがなかなか見つかりません。
公園の中を進んでみると…
最初は「住宅街だしご近所さんでピクニックをしているのかな?」と思ったのですが…
なんと,これがグラスまちライブラリーでした!
名前の通り「芝生」の上のライブラリー!
「公園で木の小さな本棚を置いてやっている」
というようなイメージを勝手に抱いていたのですが、
実際にはピクニックシートの上に本を広げていて、
お昼時でみなさんお弁当を召し上がっていて、
実にのどかなライブラリーでした。
珈琲を飲んだりお弁当を食べたりしながら
本の話やご近所の話や世間話や仕事の話をゆる〜くしていて、
「見学させていただけるかな…自己紹介どうしよう…」と
すごく身構えて堅苦しくしていた自分が馬鹿らしくなるくらい、
とても癒されるまちライブラリーでした。
珈琲におにぎりまでいただいてしまいました、ごちそうさまでした。
所蔵されている(しかし「所蔵」という言葉を使うのも
なんだか堅苦しくなるくらいのんびり楽しめる)本は、
料理やお片付け、ビジネス本や野球本、絵本、詩の本などなど。
なんとなく地域性が感じられる本たちですが、
「この本とこの本は同じ人の寄贈かな?」と想像したりして、
自分も本を寄贈したくなります。
グラスまちライブラリー運営の方は
「子どもたちが芝生の上を走り回れるのが良い」とおっしゃられていましたが、
本当に子どもたちは絵本を読んだり走り回ったり自由にしていて
遠くに遊びにいってどこに行ったかわからなくなったりもして(笑)、
公立図書館や学校図書館ではこうはいかないよなぁ…
と痛感しながら、自分もその自由さと心地よさにつかっていました。
毎月1回開館(という言い方もやっぱり堅苦しい)されるとのことで、
思わず利用者登録して本も借りてしまいました。
貸出期間も次の開館まで。
これが2週間後とかだと「ちょっとそんな頻度では通えないなぁ…」となるのですが、
1ヶ月に1度なら通うのも苦になりません。
そしてまた来るのが楽しみになりました。
お近くの方はぜひお越しください♪
来月は絵本を持参して、子どもたちがいたら
読み聞かせをしようかと思います。
グラスまちライブラリー様、記事での紹介を快諾してくださり、
また楽しい時間をありがとうございました♪
どちらの公園で参加できますか?
阪南市の桃の木台中央公園です。次回は11月16日です!僕も行きます。https://librize.com/places/920/info