おばあちゃんの家は古い。家の中なのに、とても暗い暗がりがある。そんな暗がりから何かが見ているような気がする。いるのかな…いないのかな…
お化けはそもそもいるのか?そしてお化けというものが存在するのはどうしてなのか?心理的な要素も交えつつ、ラストにおっそろしいものが…本当にラストは怖いので、この学年に読んで良いのか?よくよく考えて読む必要がありそうです。ふふふ…
おばあちゃんの家は古い。家の中なのに、とても暗い暗がりがある。そんな暗がりから何かが見ているような気がする。いるのかな…いないのかな…
お化けはそもそもいるのか?そしてお化けというものが存在するのはどうしてなのか?心理的な要素も交えつつ、ラストにおっそろしいものが…本当にラストは怖いので、この学年に読んで良いのか?よくよく考えて読む必要がありそうです。ふふふ…
ゆめちゃんはニューヨークに暮らしています。もうすぐハロウィーン、去年は引っ越したばかりで何もできなかったけど、今年はハロウィーンをちゃんとしたい!お母さんと一緒に飾りや衣装を作ったり、お父さんはジャックオーランタンを作ったり…さぁ、いよいよハロウィーンの夜、街にくりだしてみると…
アメリカのハロウィンが一体どんな風に行われているのかがよくわかる絵本です。隣近所のコミュニティで一体化してハロウィンを楽しんでいること、家族で飾り付けをしたりまるでクリスマスのような楽しさがあって、日本でもすれば良いのになぁ、と思うくらいとても楽しそう。ハロウィンに仮装をして読むと大盛り上がりしそうです!
ともだちはみんなお化けを怖がる。けど僕は全然怖くない。学校の使ってない倉庫でお化けを見たけれど、全然怖くなくて、もっと怖くなれよって言ってやった。そしたら帰り道…
前半は怖いというよりむしろ笑えてしまうのですが、それが一転して中盤からがらっと怖くなっていきます。ただし、途中も絵がどうにもポイントがズレてしまっていて、読み手が相当怖い雰囲気を出して盛り上げていかないと、子どもたちに怖さが伝わりません。そういった「絵本の世界を雰囲気を読み手が演技で作り出す」のを良しとするのかどうか、個々の判断が必要です。ラストも絵をよく見ればさらに怖さが増すのですが、それを聴き手の子どもたちが一瞬で判断できるかどうかが難しいところです。けど読み手と聴き手で場の雰囲気を一緒に作れると、本当に怖いです…
ぼくはツヨシ、ひとりでおるすばん中。もしこんな時おばけが出てきたら…
ひとりの留守番って不安なものですよね。しかしこのツヨシ君はびっくりするような発想で空想のおばけたちをなんとかしちゃいます。そのアイデアが大人では思いつかないようなアイデアで、お話を作った石津さんの想像力あっぱれ!と思わされます。読み聞かせで盛り上がりそうな絵本です。幼児〜低学年向けかな?中学年もぎりぎり読めそうかな?
女の子が犬と散歩していると、森の中に見慣れない変な家を見つけます。家の中には変な彫刻があったりしますが誰もいません。勝手に家の中入ってるのも悪いと思い、家を出ようとすると、どこかから「たすけて…」という声が聞こえて…
悪い魔女が出てきて、怖い目に合わされて、けど無事頭を使ってピンチを切り抜けて…と昔話的な物語の流れ。しかし佐々木マキさんの楽しげな絵とアイデアと合間って、ぷっと笑ったりあっと驚いたりしてしまいます。
こんたはお母さんから「おあげ」のおつかいを頼まれました。「おあげ、おあげ…」と忘れないように口ずさみながらおつかいに行きます。途中の分かれ道、お母さんには通ってはいけないという「もりのみち」を通りたくなってしまうと、天狗におどかされ、こんたはあわてて逃げていきます。「てんぐ、てんぐ…」と口ずさみながら…
こんたを驚かすものたちがド迫力でどーん!と出てきて、そして驚きのあまりおあげを忘れてどんどん違うものを口ずさんでしまうこんたが面白くもかわいくて、最後のオチも「あーなるほど!」とぷっと笑ってしまいます。低学年の子には大ウケしそうな絵本。
遠い遠い北の国に住む魔女ロウヒ。ある日、ロウヒはスキーで外に出かけようと思いつきます。暖かい服を着てスキーをはいて滑っていきますが、さすが魔女、そのまま空まで飛んでしまいます。空を飛んでいると、ロウヒは魔女らしくらいたずら心が芽生えてしまいます。そこでワシに姿を変えて、太陽と月を盗んでしまい…
フィンランドに伝わる民族叙事詩を元にしたお話です。お話もなかなか面白いのですが、雪に包まれたフィンランドの景色と時折出てくる家の中の様子のあたたかさの対比も美しい絵本です。色々なシーンで読めそうな絵本です。
深い森の奥に住んでいるじっさま。三匹の犬とともに狩りをしながら暮らしていました。ある晩、その小屋に忍び込んできた奇妙な生き物を見つけ、じっさまはその美味しそうなふさふさのしっぽを切り落として食べてしまいした。その奇妙な生き物は小屋から逃げましたが、その夜、小屋のかべをひっかく鈍い音ともに、外の暗闇から声が…「おれのしりっぽ…」
アメリカ・テネシー州に伝わる昔話です。アメリカの昔話絵本は珍しいですね。このシチュエーションにもし自分が陥ったら…と想像すると寒気がしてくるお話です。夏の夜にも、ハロウィンにも合う絵本。
ある年の暮れ、農家の主人ニコラス・グリーブが亡くなった。家族はニコラスを土に埋めたがら墓が浅かったため犬が骨を1本掘り出してしまった。その夜から農家には骨を探し求めるニコラスの幽霊が現れ…
このお話は幽霊の怖さよりも、掘り出された骨の奇妙な旅の方が面白いのですが、そこを子どもたちが楽しめるかどうかが難しいところ。お話も長く、読み聞かせに向くかどうか難しいところです。ハロウィンの日に部屋を暗くして雰囲気たっぷりにして読むと良いかも…。絵は暗闇で読むと雰囲気が出そうなので、夜のお話会に読むと盛り上がりそうです。
ピーターさんは大きなかぼちゃのおうちで暮らしています。しかしある日、そのかぼちゃのおうちにいくつも穴が空いていました。ピーターさんが町に仕事に出かけると、あっちこっちでかぼちゃ料理を食べている人が…この中に犯人が…?
ハロウィンにぴったりなかぼちゃのお話、ジャックオランタンもちゃんと出てきます。最後のオチもなかなか微笑ましいもの。決して犯人探しにギラギラ目を光らせていないところが、優しい絵と合間って良いですね。