かみながひめ

紀の国の日高の里に生まれた美しい女の子。しかし、その女の子にはいつまでたっても髪の毛が生えて来なかった。そのころ海は嵐が続き、魚が取れない日が続きいた。海は夜、沖で何か光るものがあり、漁師たちはそれが原因だと考えていた。その光りものを取りに、女の子の母親が名乗りを上げた。女の子の髪が生えないのは自身の報いであり、その罪をあがなうために…

和歌山に伝わる不思議な昔話。和歌山県日高郡日高川町にある道成寺に伝わる「道成寺縁起」を元にしたお話で、この物語のかみながひめが聖武天皇の母親とされています。タイトルからはどこか怖い話のように思えるのですが(私だけでしょうか?)、実際には子を思う母親の物語。道成寺は桜でも有名ですが、桜の季節に道成寺の桜の紹介とともに読んでみてはいかがでしょうか?


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