狂言えほん せつぶん

はるばる中国の蓬莱山から日本やってきた鬼。さすがに疲れたので、どこかで休もうと思ったところ、明かりの灯る一軒の家があった。中には美しい女の人がひとり、鬼はたちまち女の人に惚れてしまい、なんとか嫁にしようと口説くが、女の人は鬼が恐ろしくてたまらない。鬼は手を変え品を変え惚れさせようとするけれど…

狂言の節分をもとにした絵本。女の人を口説く鬼の様子がとてもひょうきんです。鬼が怖くて怖くてしょうがない女性と、それに全然気付かず女も自分に惚れてあるなと勝手に勘違いする鬼の間抜けさのギャップが面白いです。ただ、この機微を捉えるのはちょっと難しそうかな?中学年〜高学年向けかもしれません。


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