先生はシマンチュ一年生

おじいちゃん、おきなわの島にあたらしい「かんさいべん」の先生がやってきてん。この島のことが好きで、シマンチュにしてもらおうと思って来た「シマンチュ一年生」やって。けど、島のことを色々知ってるねん。「すきになって、そのあいてのことをしらんというのは、しつれいや。」って。それから、おじいちゃんの弟子にもしてほしいって。泳ぎは苦手やけど、きっと泳げるようになるでな?

すいません、ちょっとわかりにくいあらすじで(汗 沖縄・慶良間列島のひとつ、渡嘉敷島が舞台の絵本。主人公のケンちゃんの新しい担任の先生は、神戸からやってきた26歳の若い男性教師。島が好きで「シマンチュ」になりたくてやってきたその先生と子どもたちの、おそらく初めての授業を絵本にしています。けど、堅苦しい授業じゃありません。先生が島に来た理由から、島の話、魚の話など、授業というよりは会話に近い。けど、この先生が良い先生なんですよ。子どもの心をつかむのが上手いのも素晴らしいんですが、何より「子どもが好き」ということをしっかりと言葉で表せる先生。こんな先生、なかなかいないんじゃないでしょうか。ちょっと「入学」とはジャンル違いのようにも思えますが、こんな先生と子どもが出会えたら…と思い、ここに入れています。


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