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hontomo について

大阪府で小学校図書館司書をしています。学校司書歴7年目。1年目は右も左も分からず、2年目は読み聞かせに力を入れこの頃から個人的に読み聞かせのデータベースを作成をし始めました。3年目から勤めていた小学校・中学校の学校図書館改善に取り組み、サイト「ほんとも!〜学校図書館おたすけサイト〜」を立ち上げ。4年目以降は調べ学習に力を入れ始めました。その後異動し、現在の学校では1年生〜6年生を見通した調べ学習のカリキュラム・授業作りを研究中です。

小学校図書館十進分類表

SNDC

図書室の資料を日本十進分類法(以下NDC)で分類・配架されている学校は多いと思います。 
かし、日本十進分類法は小学校では使用しないであろう番号が多々あります。
また、各項目の言葉も難しく、小学生がそのままあの細かい日本十進分類表を使用するのは困難です。

そこで、小学校向けの日本十進分類表、題して「小学校図書館十進分類表(Elementary
school library Decimal Classification=EDC)」
を作成しました。

このEDCの特徴としては、まず小学校であまり使わない番号は灰色にしている
と。必要なところだけに目がいくようにしています。そしてふたつめの特徴は、小学生には難しい語句をわかりやすく変換していること。たとえば「411=代数学」は「足算、引算、かけ算、わり算、分数」というふうに小学校に馴染み深い言葉に変えています。

ただし、このEDCはカッコ書きにあるように、「暫定版」です。まだまだ改善の余
地がありますし、もしかしたら誤りがあるかもしれません。それを踏まえた上でのご利用をお願いいたします。また、「ここはこの言葉の方が」「この項目は必要」などなど、より良いものにするための皆様の意見は大歓迎いたしますので、お気軽にご意見等をお寄せください♪

なお、EDCはA4見開き印刷用に作成しています。また以前勤めていた図書館の分類シールに合わせて各類の色を変更しています。

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えんぎもん

おじいちゃんのおうちは『えんぎものやさん』。いろいろなおめでたいものを売っているお店です。今日も、最近良いことが無い人や、新しくお店を人たちが、えんぎものを探しにやってきます。そんなうちの家族もみんな、普段からえんぎかつぎをしています。ところが、家族たちに良くないことが次々起こり始めました。そこで、おじいちゃんはウチに代々伝わる秘伝の書を出してきて…

えんぎもの、みなさは飾っていますか?この本は様々なえんぎものが出ていて、ページの中でそのえんぎものの意味も小さく解説されているので、説明しながら読むと子どもたちも「へぇ〜!」と感心します。また、えんぎものだけでなく、「トイレをきれいにしておくとかわいい赤ちゃんが生まれる」などの縁起担ぎも出てきます。ただ、最後に出てくる「ひでんのしょ」は読み手の技量が問われそう。


もっちゃうもっちゃうもうもっちゃう

もっちゃうもっちゃう!トイレに行きたい!というヒデくん。でも、どうも様子が変です。デパートのトイレはキリンさん専用で高すぎたり、コウモリさん専用で逆さまだったり…そうして紆余曲折を経て辿りついたトイレは…!?

これ、読んだら思わず「あぁぁ…」となる絵本です(笑)子どもの時にこういう経験した人、いるんじゃないでしょうか?土屋富士夫さんはこういう子どもの体験をすごく絵本にするのが上手い方です。大人が読んでもこれだけ共感できるのですから、子どもたちは大人以上に実感を持ってこの「あぁぁ…」を楽しめると思います。それにしても、あぁぁ…


もっとおおきな たいほうを

王様は、先祖代々つ伝わる大砲を大事にしています。そして、その大砲をうちたくてしょうがありません。ある日、王様の大好きな魚を勝手にとっていたキツネに、大砲をうちました。見事キツネを追っ払った王様。しかし、今度はキツネがもっと大きな大砲を持ってきて…

王様とキツネの大砲合戦!ですが、打ち合いではなく、「おおきさ」の戦い!相手が大きなのを持ってきたら、もっと大きなのを持ってきて、大きさ合戦はどんどんエスカレートして…「ここまで大きくなるの!?」というくらいの大きさ、絵にも迫力があります。けど、どこか和むストーリー(笑)オチもちゃんと笑わせてくれます。個人的には、王様の一挙手一投足、特に最後の失意のシーンがかわいくてしょうがありません♪


ふうせんクジラ

みなとにやってきたクジラの親子。クジラのボンは、初めて見る風船を思わずパクリ!もひとつパクリ!しかし、あんまり食べ過ぎて、なんと、空に浮かんでしまいます!ふわふわと空に浮かぶくじら…実際には有り得ない話なんですが、それをいざ絵にすると、面白いのはもちろんなのですが、空を飛んでるボンはとっても楽しそう。クジラが空を飛ぶと、飛行船に似てる気がするのは私だけでしょうか?「クジラが空を飛ぶ」という、とても夢のあるおはなしです♪


100かいだてのいえ・ちか100かいだてのいえ

これは笑える、というより歓声の上がる絵本です!「100かいだて」というたかーいたかーい家、その1階から100階まですべて描ききっている絵本。面白いのは、この2冊は両方共縦開きの絵本になっていること。しかも地上の方は上から下にめくっていくタイプ、地下の方は下から上にめっくっていくタイプ。どんどん家を昇っていく(降りていく)臨場感があります。また、見開きで10階ずつ進んでいき、10階ごとに違う動物たちがすんでいて、「次は何が住んでるのかな?」という楽しみもあります。そしてその絵も、細かいところにすごいこだわりやギミックがあるんです。読んでいてとってもワクワクする絵本!

しかもこの2冊、ビッグブックがあるんです。

ビッグブックはなんと高さ116cmの縦長絵本!こちらは左右開きで、見開きのなが~いページに10階分が大きな絵で見られます。読み聞かせはこちらでするとインパクト大!小さいほうはおひざに抱っこの読み聞かせが良いかな?

そして誕生日やクリスマスのプレゼントには、ギフトセットもあるのでプレゼントにも良いですよ〜


はなくそ

こぶたのジュールはジュリーという女の子が大好き。一方ジュリーは、いつも汚くてハエが飛んでいるようなジュールが好きじゃありません。そんなジュール、これまでずっと勇気がなかったのですが、とうとう決心してジュリーに好きだ!と言おうとしたら、なんと、ジュリーは引越しが決まってた…理由は、森に住むおそろしいオオカミから逃げるため。傷心のジュール…そんな2人を、なんとそのおそろいいオオカミが捕まえてしまいます。2人を食べようとするオオカミ。そのオオカミから逃れるためにジュールが取った行動は…

個人的に私が大好きな絵本です(この本を大好きといったら変な目で見られそうですが)。タイトルを読んだだけで、子どもたちは爆笑します(笑)一方、読んでる時は笑いと悲鳴が混ざります。え?どうして悲鳴が上がるのかって?それは読めば一発でわかりますよ。さぁ、あなたは果たして結末を楽しめるか、それとも悲鳴をあげるか…


ねえ、どれが いい?

この絵本は、「ねえ、どれがいい?」と読み手に問いかけてきます。ただし、その質問が究極の選択。例えば、へびにまかれるか、魚にのまれるか、わにに食べられるか、さいにつぶされるか、どれがいい?…どれもいやーーー!と子どもたちは叫びます(笑)そんな面白い「どれがいい?」が何度も出てきます。「あれがいい!」「どっちかって言われたら…いや、やっぱりどっちもいや!」「これはこっちがいいなぁ」「そのどれかしかないん!?」と悲喜こもごもの反応が続出して大盛り上がり。読み終わってから自分たちで「どれがいい?」を考えてくる子も出るくらい、子どもの心を引きつけてやまない名作です♪


デカデカ

ぼくはデカデカ。みんなより大きい。否、大きいなんてレベルじゃない、でかい!この本の何が面白いって、そのでっかさを余す所無く、インパクト大で表現している絵。このデカデカがプールに入ったら…タクシーに乗ったら…。面白いのは、ただただでっかくするだけじゃなくて、ひとつひとつのシーンにオチがあること。でっかさが伝わるだけじゃなく、思わずぷっと吹き出してしまいます。けどね…おっと、オチは読んでのお楽しみ!


たっくんのおしろ

子どもの「ごっこ遊び」を題材にした絵本。しかし、この主人公の子のなりきりっぷりがすごい!隣の部屋の女王様に、「でなおしてまいれ!」って堂々と言っちゃいます(ってこれだけだと訳がわからないでしょうが、読んでみてください、このシーンの面白さがわかります)。子どもってごっこ遊びを真剣に、本当になりきって遊びますよね。それをあらためてこうやって絵本にされると微笑ましいし、場面によっては思わず吹き出してしまうほどの笑える場面も。けど、もしかしたら子どもが読んだらこのごっこの世界にも入り込んでいって、主人公の子と同じように真剣になるのかな?