白い紙の丘に住んでいる、紙のむすめ。むすめは一人で暮らしていて、他には誰もいない。ある日、そのむすめのところに1枚の紙が飛んでくる。むすめは紙で色んなものを作るが、ひとりの暮らしの寂しさは満たされない。最後に作った桃の種を放り出すと…
素晴らしい切り紙の絵と、切り紙という物語設定を生かした展開。切り紙はかなり細密で、大人数で読み聞かせするのにはちょっと苦しいかもしれませんが、絵も物語もとても面白い絵本です。
白い紙の丘に住んでいる、紙のむすめ。むすめは一人で暮らしていて、他には誰もいない。ある日、そのむすめのところに1枚の紙が飛んでくる。むすめは紙で色んなものを作るが、ひとりの暮らしの寂しさは満たされない。最後に作った桃の種を放り出すと…
素晴らしい切り紙の絵と、切り紙という物語設定を生かした展開。切り紙はかなり細密で、大人数で読み聞かせするのにはちょっと苦しいかもしれませんが、絵も物語もとても面白い絵本です。
とんとんとん!誰かがドアをたたいています。開けると出てくるのは動物たち。色んな動物が訪ねてきますが、けど待っているのは動物たちじゃなくて…
読み聞かせにも楽しいですが、弟、妹が生まれたご友人や親類などのお子さんにも良いプレゼントになりそうな絵本。しかけ絵本になっていて、自分で読んだり開いたりする楽しみもあります。
ライオンバスが走る動物園。けれど、その動物園にいるライオンはあらくれもので、とうとう檻に入れられてじいました。そんなライオンを見兼ねて、ライオンバスの運転手のおじいさんは、ライオンの檻のそばに柳の木を植えました。ライオンはその柳の木を見てるとだんだんと静かな気持ちになり…
ライオンの心の変化の描写が物語と絵とともに、とても優しく描かれています。やがて物語は幻想的な世界に。どういうタイミングで読むか難しい絵本ですが、とても心に残る物語です。
逃げるちびはちくん、どうして逃げるのかというとカエルに追われているから、そのカエルはへびに追いかけられ、そのへびは…とどんどん続いていく絵本。絵が大きく、動物たちも表情豊かで楽しい絵本です。繰り返しだけど先の展開を予想して、子どもたちも盛り上がりそうです。
ラッパを吹いてる子どもたち。けど、最後のひとりがちょっとおかしい。ラッパの先がぶたっ鼻。吹く音も「ぶい!」「ぶべぶべぼ!」すると他のラッパも…
谷川さんの文がとてもリズミカルでダイナミックで、絵もその音の自由さをとてもよく表現しています。小学校低学年でも楽しめるかな?読むのはとても難しそうですが、読み手も恥を捨ててノリノリで読みたい絵本。
モンゴルの昔話。ある村にゴナンという男の子が住んでいました。ゴナンは大人の何十人分も仕事ができるほどの力持ちでした。ある日、そのゴナンの村をマンガスとい怪物が遅い、牛や羊や宝物を奪っていってしまいました。そこでゴナンは怪物退治に出かけます。
モンゴルという土地のスケールの大きさが、物語によく反映されています。また、馬での競争や相撲など、モンゴルの文化も反映された昔話です。モンゴルの文化を他の本で一緒に紹介すると効果的です。
ひとりきままに山に住んでいたやまねこ。しかし、ある日知らない世界が見たくて街に行ってみることにしました。その途中、たんぽぽの綿毛が体について…
やまねことたんぽぽの不思議な優しいお話。淡いタッチの絵もまた、お話の優しさを伝えています。たんぽぽが出てくるので、春に読むと良いかもしれません。
数字の国のかける王子は、王子なのに算数が大きらい。魔法使いの杖を使って九九を数字の国からなくしてしまいました。すると、国中が九九ができなくて困ったことになり、王子は九九を取り戻すため旅に…
「2年生で九九の勉強をする時以外に使い途がなさそう」な絵本ですが、九九の勉強に合わせて読むのにはぴったりな絵本。図書の時間に読んでも良いし、クラスで担任の先生が読むのにも良さそうです。
アフリカの昔話。雨が長いこと降らず、草はしおれ木はかれてしまいました。すると、遠くにみずみずしい実のなった1本の木があります。しかし、木には大きなヘビがとぐろを巻いていて、実を食べさせてくれません。その木の名前を見事言えたら食べさせてやる、と言います。そこで動物たちは王様に名前を聞きに行きますが…
繰り返し絵本なのですが、動物たちの性格がユニークに描かれていて面白く読めます。絵の雰囲気も独特、アフリカのサバンナらしい色づかいです。
だいぶ前ですが3年生の国語「人をつつむ形」に合わせて
担任の先生からブックトークを、と依頼され、
以下のシナリオでブックトークをしました。
まずは導入で小松義夫さんの紹介としてこの本を。
教科書に載っている家も多く、
「あ!教科書で見たやつだ!」との声が子どもたちから上がります。
ここで意表をついて
分厚いこの本を紹介。
世界中の家が山ほど紹介されている素晴らしい本。
小松さんの凄さが伝わります。
特に紹介したい面白い家、変わった家のページに
付箋を貼っておきます。
どんどん家に関する本を紹介。
こちらは絵がペーパークラフトの絵本。
とても細部まで絵が作り込まれていて、
解説もわかりやすい本です。
こちらは本当は存在しない一風変わった家が紹介されています。
建築家の想像の家、未来の家、宇宙の家など。
ちょっと起承転結の転を意識してピックアップしました。
最後にこの「つみきのいえ」を紹介して、
人にとって「家」というのはこういう存在なんだよ、と締めます。
以上でブックトーク完了なのですが、
もうちょっと読み物なども入れても良いかも…と思いつつ、
単元の狙いや内容に沿うならこれで良いかなとも思いつつ、
今後またブラッシュアップしたいと思います。