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hontomo について

大阪府で小学校図書館司書をしています。学校司書歴7年目。1年目は右も左も分からず、2年目は読み聞かせに力を入れこの頃から個人的に読み聞かせのデータベースを作成をし始めました。3年目から勤めていた小学校・中学校の学校図書館改善に取り組み、サイト「ほんとも!〜学校図書館おたすけサイト〜」を立ち上げ。4年目以降は調べ学習に力を入れ始めました。その後異動し、現在の学校では1年生〜6年生を見通した調べ学習のカリキュラム・授業作りを研究中です。

6年生総合 平和・戦争の調べ学習

6年生が修学旅行に合わせ平和・戦争に関する調べ学習をすることになり、
学図研島根大会で揖屋小学校の実践にあった
「平和・戦争に関する読み物を1冊読んで調べ学習をする」というのを参考にし、

(1)平和・戦争に関する読み物を1冊読みながら気になったページ番号のみをメモする
(2)メモしたページを書き写し・要約する
(3)(2)からいくつか選んで問いを作る
(4)問いの予想解答と調査方法を考える
(5)問いの調査結果と、調査結果を元にした本の感想を冊子にまとめる

という内容で行うことになりました。

そこで、平和・戦争に関する読み物(ノンフィクション・文学)を
おおよそ150冊ほど準備する必要になり
これは自分の知っている範囲ではカバーしきれないと思い
まずは平和・戦争に関するブックリストを探し、
そこから6年生の読書力と調べ学習の内容に沿う本を
リストアップすることにしました。

というわけでブックリスト探し、
まずパッと思いついたのが

平和・戦争のブックリストの定番です。
収録されている資料は対象学年も書かれており、
低学年〜中学生以上までをカバー。
ここから、中学年〜中学生くらいまでの資料をピックアップしました。
ただし、テーマがかなり限定的で、情報探しが難しそうなものが多く、
ここからたくさんリストアップすることはできませんでした。
なお、

2003年以前のものも参考にしました。

教文館出版のこの資料も参考にしました。
ただ、あまり多くは紹介されておらず、
また平和・戦争の本がわかりやすく分類されて載っているわけではないので、
この中から関連本を探すのに苦労しました。

このシリーズは残念ながら2009年で出版が止まっています。
ですのでそれ以前の本しか探すことができないのですが、
平和・戦争の本が紹介されています。
手元に無い(返却してしまった)ためどう紹介されていたか忘れてしまった…
果たしてジャンル別で「平和・戦争」があったかどうか。

加えて、雑誌では

「子どもと読書」(親子読書地域文庫全国連絡会発刊)
http://oyatiren.net/magazine.html

で平和・戦争に関する特集が定期的に組まれています。
バックナンバーの

2012年11・12月「特集 子どもの命を守ってこその平和」
http://oyatiren.net/magazine2012.html
2011年11・12月号 「特集 いま、あらためて「平和」を考える 社会・人権・平和」
http://oyatiren.net/magazine2011.html
2010年7・8月号 「特集 こどもの本と平和」
http://oyatiren.net/kiji-2010.html

これら各号が参考になりました。
また、この「子どもと読書」は毎年3・4月号で前年度の新刊振り返りもあるので、それも参考にしました。
同様に

「子どもの本棚」(日本子どもの本研究会発刊)
http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/

も毎年5月号で前年度新刊特集があります
(今回は時間がなく参考にできず)。
そしてバックナンバーを見てみると

・2013年7月号「特集 『原爆と原発』を見据える」
http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/hondana_mokuzi13.html#mokuji1307
・2012年9月号「特集 沖縄復帰40年 ー沖縄からの発信ー」
http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/hondana_mokuzi12.html#mokuji1209
・2010年8月号「特集 いま沖縄を考える」
http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/hondana_mokuzi10.html#mokuzi1008
・2008年8月号「特集 子どもに伝える戦争 ー次世代につなげるためにー」
http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/hondana_mokuzi08.html#mokuzi0808
・2007年8月号「特集 いま 歴史を伝える」
http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/hondana_mokuzi07.html#mokuzi0708
・2004年6月号「特集 わたしたちは平和をどう築くか」
http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/hondana_mokuzi04.html#mokuzi0406
・2003年8月号「特集 戦争を描いた子どもの本 パート1」
http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/hondana_mokuzi03.html#mokuzi0308
・2003年9月号「特集 戦争を描いた子どもの本 パート2」
http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/hondana_mokuzi03.html#mokuzi0309

これだけ特集があるようです。

新刊特集は他にも

・「日本児童文学」毎年5・6月号(日本児童文学協会発刊)
http://www.jibunkyo.or.jp/books.html

で詳しく紹介されています。こちらも参考にしました。

以上のようなブックリストを元に、
平和・戦争の読み物を市立図書館や他校から借りて準備しました。
ただ、全てに目は通せず、こういった資料準備はいきなり取り組むより、
毎年積み重ねて資料収集をしておくのが良いように思います。


かみさまのめがね

10月は神無月と呼ばれていますが、出雲地方だけは「神在月」と呼ばれます。それは、神様たちはこの月に出雲に集まって相談事をするから。そこに現れたのは、なんと、神様のメガネ屋さん!神様たちの困り事を、色んなメガネで解決します!

出てくる神様がオリジナルなものだったりしますが、日本には八百万の神々がいらっしゃるのだから、こんな神様も中にはいるかな?話の本筋に関わる神様以外にも、絵の中にところ狭しと色んな神様が描かれています。そして最後のオチ、このオチのところの絵が面白い!どんなオチかは読んでのお楽しみ♪


カミさま全員集合!

もうすぐ神無月。オオクニヌシノミコトは日本中に響き渡る声で、神様集合の合図を出した!稲の神、かまどの神、七福神、天神さん…日本中の神様が出雲の国に大集結!

八百万の神々が集まり、縁結びの話し合いをする10月の神無月。子どもたちが知らなさそうな神様も出てきます。絵にも集合するスピード感と迫力があります。もうちょっと大きいサイズの絵本だとより迫力があったような?10月第1週に読むのにぴったりな絵本!


つるつるしわしわ

サブタイトルに「としをとるおはなし」と書いてあります。「歳を取るってのはねぇ…」となんだか真面目そうにおじいちゃん・おばあちゃんが人生を語るありがたいお話…と思ってたら、度肝を抜かれます。なんという波乱万丈でワイルドな人生!きっと子どもたちはこのお話を聞いたらびっくりすることでしょう。けど、そこには人生の楽しさがたくさん詰まっています。歳を取るって、楽しそう!と思える絵本。


おじいさんのいえ

この本は、子どもたちにはもちろん、ご高齢の方に読み聞かせをする、あるいはご自分で読むのも良いように思います。家を持たず、犬を連れて放浪するおじいさん。その放浪の理由、家を失った理由がわかった時、おじいさんにとって、と言うより、人にとって家とはどんな存在なのかが伝わってきます。ただ、家を失ってしまった人、取り戻せない人にとっては、辛い物語かもしれません。


おじいちゃんちでおとまり

お父さんもお母さんも出張で、初めておじいちゃんの家に1人でお泊まりすることになったぼく。でもぼくはおじいちゃんのことをよく知らない。そこで、おじいちゃんは僕をお風呂に連れていき、そうしておじいちゃんの冒険話をしてくれた…

お風呂屋さんで話しているおじいちゃんの冒険?譚の世界へと、絵が移り変わって行きます。お風呂でサメが追いかけてきて、そこからどこかの小さな島に辿り着き…。場面場面は現実の世界とおじいちゃんのお話の世界とが重なりあっていて、「おはなしを聞いている」という現実に在りつつも子どもがおじいちゃんの話に入りこんでいるのが伝わってきます。この絵がともかく面白く、おじいちゃんの冒険譚がより楽しく伝わってきます。こんなおじいちゃんがいると良いなぁ。


同志社大学ラーニング・コモンズ見学

2013年8月日・9日に行われたSLA京都地区大会での、
同志社大学ラーニング・コモンズの見学ツアーに参加してきました。
同志社大学のラーニング・コモンズのコンセプトや様子については

同志社大学ラーニング・コモンズ
http://www.doshisha.ac.jp/research/lc/lc.html
同志社大学ラーニング・コモンズ利用ガイド
http://www.doshisha.ac.jp/attach/page/OFFICIAL-PAGE-JA-1756/18415/file/GUIDEBOOK.pdf
(※PDFファイル、4.6MB)

などをご覧いただければわかりやすいかと思いますが、
当日見学ツアーは写真撮影可でしたので、
写真と当日見学しながらiPhoneで取ったメモをもとに
その様子をお伝えしたいと思います。

ただ、写真はあまり多くは撮影できていません。
というのも、夏休みの金曜日夕方だというのに多くの学生さんたちが利用していて、
写真を撮ろうとしたら学生さんが写り込んでしまうので撮れない、
という状態が色んなコーナーであったからです。
それだけ学生さんたちが活発に利用されていることが伺えます。
これが学期中だと一日の利用者が4千人を超えることもあるらしいです。

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もっと良い写真が撮れれば良かったのですが…2階入り口に入ってすぐのスペース、
「プレゼンテーションコート」です。
広大なスペースにこのように机と椅子が並んでいますが、
自由に移動してプレゼンなども行えるスペースです。

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大型のプロジェクタが天井から吊り下げられています。
映像が明るく映し出されるもので、フロアのライトをつけたままでも
映像がしっかり見られているとのこと。

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発表用のひな壇も用意されています。
これも移動可能で、その気になればセンターステージにしてプレゼンも行えます。
設備も凄いですが、何より入り口入ってすぐにこのようなスペースがあるので、
イベントが行われていればすぐに目に入り、
興味の無かった学生も見入ってしまいそうです。
良い例えかどうかわかりませんが、
大型ショッピングモールのイベントスペースのようです。

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わかりにくいですが、これは先ほどのプレゼンテーションコートと
他のエリアの間仕切りに使われているカーテンです。
すだれ状になっていて、うっすら向こう側が透けて見えます。
これはもちろん意図してこのようなカーテンを使われていて、
エリア分けをしつつも学生さんの視界を遮らず、
視界を良くして視線を引くように考えて構造されているとのこと。
このようにともかく細部にまで「学生さんの利用」という視点で配慮されています。

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この椅子も、先ほどのプレゼンテーションコートにある椅子ですが、
持ってみると驚くほどの軽さ。
これもプレゼンでの移動や学生さんがグループで座る時に
椅子を動かしたりするのに配慮されています。

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これは見学に行った日リアルタイムで工事されていたのですが、
このようにポスターセッションもできるようなスペースにも。

このプレゼンテーションコートのある2階のコンセプトは「学びと交流と相互啓発」。
そのコンセプトでさらに3つのエリアに分かれています
(分かれている、と言っても間仕切りがほとんど無い
 かなりオープンなスペースです)。

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入り口の右側にある「グローバル・ビレッジ」。
多文化交流の場です。入り口には留学相談スペースがあり、
留学のアドバイザーが常駐して学生さんの相談に乗ります。

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PCも置いているのですが、なんとキーボードが多言語対応です。
中国語、ハングルなどの多言語のキーボードが用意されています。
他言語のキーボードって初めて見た…

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先ほどの留学相談スペースの奥にはさらにカフェスペースがあり、
大型テレビが置かれています。そのテレビに映っているのは、世界170局のテレビ番組。
そしてここでは”Don’t speak Japanese”、日本語禁止です。
うーん…凄い。日本人学生の利用度はどうなんだろう?
けど、こういうスペースがあることで逆に「よっしゃいっちょやったろう」と
チャレンジする学生さんが出てきそうです。

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そういった学生さんたちが交流しやすいようにと、
机はバーカウンターのようなものも置かれていたり。
どこまでも配慮が行き届いています。

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2階真ん中にはグループワークエリアがあります。
大型液晶に加え移動式のホワイトボードもあり、
また壁面はガラスになっていてここも学生さんの視界を
遮らないように作られています。

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2階にはもうひとつ「インフォダイナー」というエリアもあります。
ここは飲食しながらグループワークができるスペース。
このコーナーの横に置いているドリップコーヒーの豆はかなり「良いもの」を
使ってるとのこと。海外の大学の先生方は豆にこだわるから、らしい(笑)
そしてこのインフォダイナーの机の壁面、ホワイトボードになっていますが、
ここにはプロジェクタでPC画面などを映し出すこともできます。
机の下にプロジェクターが仕込まれていて、
コードは机の真ん中の蓋をあけると接続コードが出てくる。凄い…

ちなみに、写真が撮れなかったのですが2階には畳型の台座もあり、
和室のようなスペースも作れます(先ほどのPDF参照)。
外国人留学生さんが盛り上がるそうです(笑)

2階はこのように学生同士の学びの交流の場であるのに対し、
3階は「アカデミックスキルの育成空間」。
専門的なサポートスタッフが常駐し、
学生さんが実践的なスキルを学ぶ空間というコンセプトです。
このエリアも学生さんが多く写真があまり撮れなかったので
詳しくは先ほどのPDFファイルをご覧いただければわかるのですが、

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簡易スタジオとして使えるワークショップルーム、
緑一色のスクリーンがあって合成映像を作成できたり、

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このように講演のできるエリアもあります。
ここではアカデミックスキルの講習会なども開かれるとのこと。

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グループワークのスペースもあります。

また、写真が撮れなかったのですが(学生さんがたくさん利用していた)、
「アカデミックサポートエリア」というエリアがあり、
論文作成やプレゼン、資料探索などをサポートする先生やチューターが常駐し、
学生さんの学びの相談を受けるとともにスキルを教えたり、
「マルチメディアラウンジ」では「赤ジャン」「青ジャン」と通称されている
赤いジャンパーと青いジャンパーを着たスタッフがいて、
赤ジャンスタッフを着ている人はWordやExcelなどの使用方法、
青ジャンスタッフは画像や動画編集などのグラフィック系のサポートをしている、とのこと。
設備を作って終わり、ではなく専門スタッフがサポートするということも大切にされていました。
なお、3階にはなんと「プリントステーション」もあり大判のポスター印刷や
何かグループで活動するさいのTシャツ作りなどもできて、
そこには印刷会社の職員さんが常駐されています。

ともかく、この記事で全部は伝えきれないくらい、
熟慮に熟慮を重ねた学びのスペースを作り上げ、
さらに学生が有機的に学んで行けるように専門の先生・スタッフが
全力を上げてサポートする体制を作っている、という印象を強く受けました。
また、大学の学びが座学中心ではなく、
「学んだことをアウトプットする」学び(ガイドをしてくださった先生談)に
変質しているその姿を目の当たりにしたように感じました。
このような拙い紹介では到底伝えきれないほどのものでしたので、
見学ツアーなどが開かれたらぜひ参加されることをおすすめします。


ダイトケン兵庫支部ラーコモ見学会その2 兵庫教育大学附属図書館ラーニングコモンズPAO

@karatelibrarianさんの所属する大学図書館問題研究会兵庫支部、
通称ダイトケン兵庫支部のラーコモ見学後編は、
兵庫教育大学附属図書館ラーニングコモンズPAOの見学でした。

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第一印象は「シックなデザインで物静かなスペース」。
ともかくデザインへのこだわりが感じ取られます。

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黒い木製の高い書架が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

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全体的に、照明も少し暗めに設定されています。
なお、このラーコモスペースのデザインは全て「自前」。
兵庫教育大学の先生がデザインされたとのこと。

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照明は全てLED。省エネだけれど交換に相当なお金がかかるとのこと。
けれど、それでもコストパフォーマンスは良いそうです。

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椅子にもこだわりが見られます。

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学生さんが座られてたので全体像を写せませんでしたが、
この閲覧机は150cm×400cm四方の大型閲覧テーブル。
天板の板にかなりこだわったとのこと。

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椅子はこのように蓋をあけると中に荷物が入れられます。

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時計にもこだわりが。本当、細部までデザインに凝っておられます。
丸い時計の上にあるのは無線LAN。
鳩時計は見学中に鳴っていました。なかなかかわいい鳴り方でした(笑)

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Facebookもされているのですが、そのアピールも上手い。
パンフレットだけでなくアイコンをこんなふうに置いているのは、
見た目の良さはもちろんとても目を引きます。

とかく全体的に落ち着いたシックなデザインで
どちらかというと自学自習スペースのように見えがちですが
(実際、見学の日は土曜日ということもあってとても静かでした)、
ちゃんと学生同士が共学できるスペースもあります。

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ラーコモスペース内にあるプレゼンコーナー。
画面に映像を写しつつ、マーカーで液晶に書き込みもできます。
一番目を引く場所にあるので、自習している学生さんたちも
何かイベントをしていると目を止めそう。

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中庭にはテラス席があるのですが(ちょっと夏は暑そう…)、
このテラス席でもイベントが開かれます。
音楽科の先生が演奏会を開かれたそうで、
多くの学生が観覧されたとのこと。

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上からテラス席を見下ろすこともできます。
上から見ると、結構広いスペースなことがわかります。

以上が1階部分で、地下にはグループ学習の部屋もあります(写真撮り忘れた)。
壁一面がホワイトボードの部屋や、小グループ活動ができる小部屋もありました。
ただ、地下だと窓が無く少し閉鎖的で、
1階とは完全に隔たれているので
学生さん同士の学びの交流が生まれにくいような印象を受けました。

なお、兵庫教育大学は名前の通り教育大なので、

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図書館に教材文化資料館が併設されています。
この日は音楽に関する教材資料が展示されていました。
昔の古い足踏みオルガンが置かれていて実際に演奏することもできます
(写真撮り忘れた…)。
図書館部分には古今東西様々な教科書が所蔵されていて、
仕事柄大変興味深かったです。

というわけで、2校ののラーコモ見学を終えて。
実はウチの学校の調べ学習室をなんとか使いやすくして
「小学校版ラーコモ」のようにしたいなぁ、
と考えていてそれもあって見学に参加させていただいたのですが、
両校のラーコモに共通していたのは
「自分の大学にあったコンセプト」を元にラーコモを創りあげていること。
関西学院大学には関西学院大学にあったラーコモを、
兵庫教育大学は兵庫教育大学にあったラーコモを、
各大学の実態に合わせて創りあげておられた印象でした。
ウチにもし「小学校版ラーコモ」を作るとしたら、
大学の良いところを真似しつつも、
あくまでウチの児童の実態に合わせて創らねば、と実感しました。

最後になりましたが(そして大変遅くなりましたが)
関西学院大学・兵庫教育大学に案内をしてくださった職員の皆様、
並びに畑違いながら見学を歓迎してくださったダイトケン兵庫支部のみなさま、
お世話になりありがとうございました!


ダイトケン兵庫支部ラーコモ見学会その1 関西学院大学神戸三田キャンパス・アカデミックコモンズ見学

@karatelibrarianさんの所属する大学図書館問題研究会兵庫支部、
通称ダイトケン兵庫支部のラーコモ見学に便乗させていただき、
関西学院大学神戸三田キャンパスのアカデミックコモンズ「クレセント」
兵庫教育大学附属図書館の「ラーニングコモンズPAO」を見学させていただきました。

まずは関西学院大学神戸三田キャンパスのアカデミックコモンズ「クレセント」から。

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建物外観。

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上からフロアを見下ろした図。

見ての通り、かなりの広さです。
2階までの吹き抜けで、約800㎡の広さ。
可動式のホワイトボードが多く設置されており、
これらはホワイトボードとしてはもちろんのこと、

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こういった実物投影機やプロジェクターを使って写真や映像を映し出すのにも使えます。
もちろん、こういった機器の貸出もされています。
また、一番右のHITACHIの機種は机上投影プロジェクター。
机の天板に映像を映し出すことができます。
机の天板もホワイトボードだったら、写真に書き込みをしながら
議論することもできそう。

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机の形もさまざま。人数や話し合う内容によって机の選択肢も変わってきそうです。

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フロアはカーペットと床板そのままのエリアに二分されており、
カーペットのエリアは飲食禁止、それ以外のエリアは飲食可能ゾーンとエリア分けされています。
2枚目の写真を見ていただければわかりますが、
椅子の色でもエリア分けされています。緑は飲食不可、オレンジは可。

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飲食可能エリアにはバーカウンターのようなものもあります。
(※キャンパス内は全て飲酒禁止なのでバーとしては使われません)
しかしまだここは使われていなくて、その反対側に…

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Cafe3101が入っています。
キャンパスの地元・三田で25年続く有名なカフェ、サント・アンの出店。
地元のカフェが出店しているというのは良いですね。
しかし残念ながらこの日はお休み…平日13:00〜17:00に開店しています。

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カフェの前にも多くの座席があります。
こちらはメインフロアよりも少し照明が押さえ気味。
しかしここは飲食専用スペースではなく、ここもアカデミックコモンズの学習スペース。
こちらにもソファ、2人掛け、4人掛けなど様々なタイプの座席が用意されています。

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なんと、カフェ横には和室もあります。
炉があり茶室として使え、流し台もあるので生花など
異文化交流・地域交流の場としても使えるとのこと。
掘りごたつもあるそうです。

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メインフロアに戻って、ここは「みんなで創る本棚」。
図書館で不要になった本をこのスペースに置いています。
本の中には、

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「感想リレー」というしおりが入っており、本のレビューを書いて、次に読む人に伝えることができます。

このアカデミックコモンズの取り組みは「プロジェクト型アクティビティ」と呼ばれており、
5つのプロジェクト(テーマ)に沿って様々なアクティビティ(イベント)が企画・実施されています。
その5つのテーマとは、

・「気づき・出会い」プロジェクト
・「グローバル人材育成プロジェクト」
・「KGファン創出」プロジェクト
・「PBL推進」プロジェクト
・「たて・よこ きずな強化」プロジェクト

いただいたパンフレットによると、この5つのプロジェクトに沿った企画に

「楽しく、気軽に参加しているうちに、人と人が出会い、自然と幅広い視野やコミュニケーしょう能力が見についてしまう」

というのがこのアカデミックコモンズの狙い。
上記の「みんなで創る本棚」は例えば「気づき・出会い」のアクティビティに当たります。
これ以外にも様々なアクティビティが実施されているわけですが、
このアクティビティのサポート運営を担うのが「クレセントサポーター」。
大学の教職員だけでなく、学生さんたち自身もこのアカデミックコモンズの運営に参加し、
アカデミックコモンズの場や使い方、活動を創りあげていくとのこと。

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また、「クレセントチューター」という大学院生たちが
学生さんたちのレポート作成などの相談・アドバイスをしてくれます。
この写真のように様々な専門の院生さんがおり、
時には相談が多く待ち時間が発生することも。
院生さんの専門ごとの時間割がちゃんとあるのも助かりますね。

これ以外にもアカデミックコモンズでは様々な部屋があります。

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アクティブルーム。
壁一面が床から天井までホワイトボードです。

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こちらもアクティブルームですが、2部屋が繋がってより大人数で会議ができます。
また注目すべきは椅子!

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書き物ができるサイドテーブル部分は角度が自在に変えられ、
また荷物は椅子の下に置くことができます。
これ学校の会議室にも欲しい…

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こんなふうに2脚をくっつけて使うことも。
欲しい…

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シアタールーム。
ご覧のとおり、プロジェクターが壁2面にぶら下がっています。
講演的な使い方以外にも、様々な使い道がありそう。

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個別の部屋だけでなく、フロアにもこんなふうにところどころ
話し合えるスペースが作られています。これは2階。
奥にはソファーもあります。

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グループ学習だけでなく、個別学習にもきちんと対応できるよう、
こんなふうに個別学習のスペースもちゃんとあります。

とにもかくにも設備の素晴らしさが伝わってきますが、
変幻自在にレイアウトや配置を変えられるようになってたり、
無線LANがあったりプロジェクタも様々なものがあったりと、
学生さんの様々な学び・活動を支えられるように作られている印象です。
また、このアカデミックコモンズは学生さんから広くサポーターを募集しています。
教職員だけでなく、学生さんも巻き込んで
アカデミックコモンズを創り上げています。
施設を作っただけで終わりではないのはもちろんのこと、
学生さんの目から見た新たな使い道・広がりも見えてきそうです。
以上、ダイトケン兵庫支部ラーコモ見学会、午前の部でした。
午後の部に続きます!


達人のブッカーのかけ方

昨日ブッカーのかけ方動画をアップしましたが、
ブッカーかけの達人さんが動画をアップしてくださりました。

速い!一連の手の動きがスムーズです。無駄がありません。
また、四角は貼ってから切り取られています。
たくさんする場合はやはりこの方が効率良さそう…
それと、背の天・地の部分は途中で折り込んでいます。
やはり人によって手順が違うんですね。
また、見返しの天・地も片側を途中で折り込んでいます。
この方がもう片面かける時に安定するかも。

ソフトカバー版。基本的な手順は同じでしょうか?
(速すぎて違いがよく比較できない)
ともかく作業がスムーズです。

そして昨日の記事に書いた「台紙の真ん中を切る」バージョンです!
驚きました、こんな方法だったのか…
ちなみに、この動画ではハサミで台紙を切っていて
少し引っ掛かりがあって切りにくいようですが、
最近は1枚だけ紙を切れるカッターがあるそうで、
それを使うとこの方法でも切りやすいとのことです。
ただ、真ん中を先にカットする方法は
背をまっすぐに貼るのがちょっと難しそう。

以上、達人のブッカーのかけ方でした。
このレベルに達するには果たしてあと何度装備をしないといけないか…